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○病名 |
顎関節症
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○症状 |
上顎と下顎の噛み合わせが悪くなり、口がしっかりと開けなくなります。 多くの場合は食事の時の咀嚼(そしゃく)で痛みを感じます。
ほとんどの顎関節症は顎関節の変形を伴い、悪化すると口がほとんど開けないぐらいになり、特にひどくなると整形外科等で手術が必要だと診断される場合もあります。
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○原因 |
顎関節症の主な原因は、顎関節付近の筋・腱の硬直です。これに顎関節の噛み合わせを調節している軟骨(円盤状)の変形や筋肉と軟骨の癒着(くっつく事)が加わる事で、顎を動かす度に音が鳴ったり痛みが出たりします。
顎関節亜脱臼、顎外側への外傷等が原因になる事もありますが、はっきりした原因がない場合でも、長時間硬い食べ物をかじり続けたり、日々の歯ぎしりを放置していたり、スポーツ時等にクセで歯を噛みしめたりする事で発症する場合もあります。
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○治療法 |
当院では特殊な手技治療で、まず顎関節周囲の筋肉・靭帯・神経等の損傷を修復します。次にこれらの組織の癒着や硬直をなくして、痛みや腫れを取り除きます。更に様々な角度からの治療により、筋肉を全方向に伸縮出来るようにして顎関節の可動域を増やします。これにより口がより大きく開けられるようになったら、顎関節のリハビリとストレッチを行い、顎関節の筋力を強化します。
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※ 当院の過去の臨床例をみると、ほとんどの顎関節症に著しい効果がある事から、軟部組織の損傷はほとんど治せると判断しています。完全に治りきらない場合でも、日常生活に支障ないくらいには回復する可能性が高いでしょう。手術が最終的に必要な場合でも、当院で治療を受けてから行なった方が手術がしやすくなる事が多く、予後も良いと思います。手術が必要と診断されてお悩みの方は、一度ご相談下さい。 |
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9.五十肩・四十肩
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