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○病名 |
股関節捻挫
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○症状 |
股関節の周りが炎症して腫れ上がり、正座が出来なくなるなど、股関節が動かしにくくなり、しゃがんだり歩いたりすると痛みを感じるようになります。また、適切な治療をしないで放置していると、股関節が固まって殆ど動かせなくなったり、周りの血行状態が悪化して大腿骨頭が変形をきたす場合があるので、注意が必要です。(人工骨を入れる手術が必要になる場合もあります。)
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○原因 |
股関節部位を過度に捻ったり、高い所から飛び降りて強い衝撃を受けたり、直接打撃を受けて損傷をきたす等で発症します。また、膝関節捻挫等を患っている人が股関節で膝をかばいながら長時間歩いたり、階段の昇り降りを繰り返したりして発症するという場合もあります。
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○治療法 |
当院では特殊な手技療法で、まず股関節周囲の筋肉、靱帯、神経等の損傷を修復して、炎症や硬直を消失させ、痛みや腫れを取り除きます。次に股関節の位置を矯正して正しい位置に戻し、最後に大腿骨骨頭や股関節の凹部(関節窩という)のもろくなった骨の毛細血管を修復して股関節の骨密度を上げて骨格そのものを強化します。ただし人工骨を入れた股間節の場合は、当院で治療を行うと痛みをなくしたり動かしやすくしたり出来ますが、長く使い続けると人工骨が周りの骨を削ってしまい、かみ合わせが悪くなってきます。そのため定期的に治療を行い補強していくことが必要となります。(何もしないと5〜10年で股関節の関節窩の骨組織がもろくなって破綻してしまう可能性が高くなります。破綻してからでは、残念ながら車椅子に頼る生活を余儀なくされるでしょう。)
今現在股関節を痛めている方は、とにかく早めに治療を行って股関節の骨そのものを弱くしない事が大切です。食事でカルシウムをとる事と股関節のストレッチだけで症状を改善出来れば良いのですが、中にはカルシウムの吸収が弱い骨密度の低い体質の人もいます。そういう方には、やはり当院で股関節周囲を直接強化する治療を受けて頂きたいと思います。
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7.足関節捻挫 |
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