足利整骨院

〒980-0814
仙台市青葉区霊屋下2-10朝日プラザ広瀬川1F
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●新しい“医学の常識”についての考察

新しい“医学の常識”についての考察

 

 最近になって「腰痛の原因は8割が原因不明であり、それらはうつ状態や仕事上のストレス等による心の悲鳴=精神的なものである」ということが医学の新常識として、当たり前のように各種メディアで放送されています。
心の問題だから、一生痛みとうまく付き合っていくしかないというのですが、皆さんは信じていますか?

腰痛で精神科を受診する前に、是非読んで知ってもらいたい事実をまとめてみました。


1 原因不明の「心の悲鳴」による腰痛の正体は?

 腰痛のほとんどは神経の損傷及び圧迫によって起きます。(従来の常識であり、現在も当然の事実であると思います。)それはつまり、物理的な原因によるものだということです。ストレスで腕神経等が切れるということはありえても、ストレスで腰部の神経が切れるというのはまずありえないし、聞いたことがありません。
 他の可能性をあげると、腰椎の変形やヘルニアによっても腰痛になりますが、これも原因があって心の悲鳴ではないでしょう。ギックリ腰になると損傷した神経の周りに絶縁体が付着して、これが炎症すると腰痛になります。シップを貼ったり、安静にしていれば炎症が消失して痛みが消えますが、これは一時的な処置であり、激しいスポーツや労働等ですぐに炎症を起こしてまた腰痛になります。果たしてこれが心の悲鳴でしょうか?絶縁体は当院では治療で完全になくして腰痛をなくすことが出来ますが…。
 鎮痛剤を飲みすぎると神経の感受性が下がり、少量では効かなくなり、結果的に鈍感になります。このため神経はより敏感な状態を作り出そうとして皮膚表面の知覚過敏を生み出します。こうなると少しの痛みが腰の激痛に感じることがあります。これが心の悲鳴なのでしょうか?知覚過敏も当院では治療で当たり前に治せますが…。
 医学の新常識「心の悲鳴」の正体は幽霊でしょうか?

 


2 腰痛はなぜ起きる?

 怪我や事故で腰を打ったりひねったり、腰椎・椎間板を損傷すれば腰痛になります。他にはスポーツや労働のしすぎや、体の柔軟性不足等によって、腰に負担がかかりすぎて腰痛になる等が考えられます。筋肉に限らず、人体の組織は限界を超えて使うと壊れます。体の限界を超えて根性で体を動かしてしまって腰痛=心の悲鳴が起こっているとすると、少し考えさせられますね。私たちはたった一つしかない自分の体に支えられて生きています。果たして自分の体と相談して助け合って使っている人がどれほどいるでしょうか。自分の体が出しているSOSのサインを見落としていませんか?

 

3 気持ちの持ち方と心がけで腰痛を減らせるか?

 腰痛になっている人の大半は背中が猫背になって真っすぐに伸びていません。背すじを伸ばすと腰や背中が疲れにくいのですが、無理に背筋や臀部に力を入れてもすぐに疲れてしまうし、正しい動かし方が出来なくなってかえって腰痛になってしまいます。実は、大事なのは背すじの伸ばし方なのです。
 まず、力はへその下5p〜10pくらいの下部腹筋の位置にある丹田に込めます。すると体の重心が下がり、少し下腹が前に出て上体が反ります。この位置からお尻の位置をヒップを上げるようにして上に調整して背すじが真っすぐ伸びるようにします。ウエストを左右にひねると、正しい位置にあればとてもシャープに背骨を中心に力を入れなくても回るようになっているはずです。丹田は自律神経が集まっている部位でもあるので、物理的に力を入れるよりも気持ちを強く持つと自然に力が入ります。また、その方がアドレナリンが出て集中力も上がります。そこから肩の力だけゆっくり抜けば完成です。
 上手に丹田に力が入ると、背すじは背中に力を入れなくても真っすぐに伸びているはずです。とりあえず運動時や歩く時には必ず少し5%くらいで良いので力を入れてみましょう。すると丹田に力を込めてアドレナリンや神経伝達物質が出ると外に開いていた骨盤が自然に内側に向くようになります。骨盤が外に開いたままで歩くと股関節のつけ根や膝が真っすぐではなく外に向かうので、痛めたり変形したりしやすくなるので注意が必要です。

(※ただし最初の半年は休みを入れて時々丹田の力を抜いておかないと、背中や臀部が筋肉痛になったり痛める場合があります。慣れて丹田に筋肉が増えてきたら徐々に調節しましょう。また、帝王切開や盲腸等の手術をした人は自律神経等が切れている場合が多いので、丹田に力が入らないという方は治療で治せますのでご相談下さい。)

  正しく姿勢を維持出来れば腰痛は必ず減ります。また日頃から散歩をしたり、運動前や起床時などにストレッチを日課にすることでも腰痛を減らせます。気持ちの持ち方や心がけも重要だとお解り頂けるでしょう。

 


4 "治るものは治る"腰痛が治っているという現実!!
   でも原因不明の患者が少ないのは当院だけ?

 当院では多くの患者さんが腰痛で受診します。その大半は怪我が原因の急性及び慢性痛ですが、原因が思い当たらないというケースでも、実際に診てみるとほとんどに損傷があったり硬直があったりします。厳密に言えば、代謝が悪いのも神経が異常を起こしているので怪我のうちに入ります。
それで結局何が言いたいのかというと、当院では原因不明の患者さんはほとんどいないのと、ほぼ全ての患者さんが腰痛を完治させているということを伝えたいのです。
 ごく稀に、老若関係なく幼少の頃から腰痛を患い、腰椎等が重度に変形したりして完全に治しきれない患者さんもいますが、寝たきりに近かった人が、時々の治療で普通に働いたり一人で生活したり出来るようには改善しています。
 また、すっかり完治して治療に来なくなった人は二度と腰痛にならないのかという疑問のある人もいるでしょう。もちろんまた腰を痛めたりすれば、腰痛になるかもしれません。でも今度は痛めてから時間が経っていないので、怪我は軽いはずです。 すぐに治療に来れば治るのも早いでしょう。疲労が溜まれば腰痛になることもあると思いますが、怪我さえなくしておけば、休んでいるうちに回復するようになります。怪我を治した上で体を鍛えれば、筋肉がついてますます腰痛とは無縁になります。以上が当院の見解ですが、皆さんはたまたま当院にだけ軽傷の患者さんが集まってきているとお思いになりますか?


5 圧迫骨折に注意しなければならない理由は?

 運動とカルシウムの不足で骨がもろくなるのが骨粗しょう症ですが、それと併発して腰痛を生むやっかいなものが腰椎の圧迫骨折です。男女とも発症する可能性はあるのですが、特に高齢の女性に多く、骨密度が低いほど難治になります。たいていの腰痛を短期間で確実に治す自信のある当院でも頭をかかえるのがこれです。  何が大変かといって、骨がつぶれて神経を圧迫して痛みが出ているのに、治療しても骨密度が簡単には上がらず、新しい骨が作れないからです。特に女性は50歳を過ぎると女性ホルモンが少なくなり、骨を作りにくくなります。一番良い方法は、若いうちから運動とカルシウム豊富な食生活を続けて骨密度を高く保つ貯蓄をしておくことで、圧迫骨折がかなり防げるのですが、すでに手遅れで骨がスカスカの場合は運動療法すらままならず、治療には根気を要します。
 骨が置換されるサイクルが1年単位なので、とりあえず1年間週2回ペースの治療を行い、少しずつ地味に骨密度を上げていくのですが、その間あまり痛みがとれないので多くの患者さんが挫折します。何かのアクシデントで転んでも圧迫骨折になりかねません。一生の後悔をしないように皆さんも日頃から骨密度には気をつけて下さい。

 

6 誓いと約束

「腰痛は心の病だから一生付き合っていくしかありません」と病院で言われて、それを信じて「一生痛みを我慢する」という方には私の治療は不要でしょう。「いや、そんなはずはない、腰痛は心の悲鳴ではなく物理的な原因があるので、きちんと治療すればほとんど治せる」という私の考えを信じてくれる方はご相談ください。絶対に治したいという方の為に当院は常に最善を尽くすことを約束致します。
 最後に、本文は腰痛についてのみ取り上げていますが、どの分野の怪我も基本的には同じ治療法で治すことが出来ます。当院にはその治療技術があります。病院で治せないと言われた方も、是非一度お問い合わせ下さい。

 

 


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